Tcl参考文献集

Newsgroups: fj.lang.tcl,fj.archives.answers
Subject: [comp.lang.tcl] Tcl Bibliography, Part 1/1
Distribution: fj
Followup-To: fj.lang.tcl
Reply-To: taguchi@aic.co.jp
Expires: Fri Apr 14 00:00:00 JST 1995
Keywords: tcl, tk, expect, bibliography, article, paper, document

Archive-name: tcl-bib-j/part1
Version: 1.4-J1.0

Last modified: Wed Mar 22 09:59:30 1995

Posting-Frequency: monthly

訳者まえがき

これは,Glenn Vanderburg (glv@utdallas.edu)氏によって管理される "comp.lang.tcl Tcl Bibliography, Part 1/1 Version1.2" の日本語訳です.オリジナルのヘッダを,以下に示します.
> Newsgroups: comp.lang.tcl,comp.answers,news.answers
> Subject: comp.lang.tcl Tcl Bibliography, Part 1/1 (February 13, 1995)
> Followup-To: comp.lang.tcl
> Cc: glv@utdallas.edu
> Reply-To: glv@utdallas.edu (Glenn Vanderburg)
> Expires: Mon, 13 Mar 1995 00:00:00 GMT
> Summary: A regular posting about published and semi-published 
>           articles and other sources of information about Tcl, Tk,
>           and associated packages, extensions, and applications.
> Keywords: tcl, tk, expect, bibliography, article, paper, document
> Organization: The University of Texas at Dallas
> Approved: news-answers-request@MIT.EDU

> Archive-name: tcl-faq/bibliography/part1
> Version: 1.4
> Last-modified: February 13, 1995
> Posting-Frequency: monthly
この日本語訳に対するご意見・ご質問・誤りのご指摘などは,訳者まで. また,その他の詳細な情報については,tcl-faq-j/part00 を参照して下さい.

[訳注1]
本 FAQ に掲載されている文献はタイトルも和訳されていますが, この訳は訳者が*勝手に*つけたものに過ぎません. 正直に言いまして,訳者はタイトルの邦訳をつけることに迷いを抱いています (メリットもあることは否定できないと思うのですが, 反対にデメリットもあるでしょう). 読者の皆様のご意見を頂ければ幸いです.

[訳注2]
Virdenさんのtcl FAQを除いた,comp.lang.tclの各種FAQは,翻訳作業を HTMLベースで行っています.VirdenさんのFAQは, 分量が非常に膨大であるため,HTML化は東工大の熊野さんにお任せモードに なってしまっています. 素晴らしい業を振るって下さっている熊野さんに感謝
_o_

fjに投稿される内容は,この HTML 形式から Plain Text 形式に変換されたものとなります. このため,オリジナルと章節番号が一部異なる場合がありますので, 御了承下さい.

HTML形式のファイルは, alcatelアーカイブに送られる圧縮ファイル中に含まれます.

本バージョンより,mule上のw3でフォーマッティングを行うようにしました. HTMLのコマンドの見直しも行いましたので,多少は見やすくなったのではと 自負しています.


著者まえがき

これは,Tcl,Tk,そして,関連するパッケージや拡張, アプリケーション類に関する, 出版/公表された文献情報を集めた Tcl 参考文献集(ビブリオグラフィ)です. Alcatel アーカイブ (ftp.aud.alcatel.com) にアップロードしましたので,すぐにここの /tcl/docs ディレクトリ に移されるでしょう.

新しい記事を整理するために,前回の投稿からほぼ3ヵ月を要してしまいまし たが,その間も活動は継続しています. この参考文献集は,Larry W. Virden 氏の comp.lang.tcl FAQ の, 分割ファイル中の part 1 に納められた V.A 〜 V.B 章をオリジナルとしてい ます.

もし,ここに掲載されていない他の記事,オンライン文章や, そういった資産で Tcl に関するもの,特に, あなた自身が書かれたものに関する情報をお持ちでしたら,是非とも私,

Glenn Vanderburg glv@utdallas.edu
まで,御一報頂けると幸いです.

本参考文献集の誤り情報もまた,大歓迎です.

本 FAQ を一層読みやすくするために,形式の変更作業を計画しています. また,プレーンなテキストファイル以外への形式も考えています.しかしながら, それらがいつ行われるかを,今は明言できません.


目次:

A. 最重要文献
B. Expect 配布品
C. その他のオンライン資源
D. 出版された雑誌,書籍,およびそれに類する資源

新規登録物:

C.74: David Gerdesの,TclとTk入門講座のスライド原稿
C.75: Safe-Tclによる,初の仮想ソフトウェアに関する情報
C.75-87: 第2回World Wide Web カンファレンスからの論文20題
C.88: David MartlandのWeb版Tcl/Tk入門チュートリアル
C.89: Wayne ChristopherのTclと他言語との比較集
C.90: Michael B. Johnsonの博士号論文 "WavesWorld"
C.91: WetherallとLindbladの Object Tclに関する論文
C.92-95: VuSystemとViewStationに関する数々の論文
C.96: Will MorseのTcl/TkとExpectのチュートリアル
C.97-102: USENIX超高水準言語シンポジウムからの論文5題
C.103: John Ousterhoutのホームページ
C.104: John Ousterhoutの1995 USENIX での講演のスライド
C.105: GroupKitのWebページ
C.106: Adam SahのTclに関する批評
C.107: Summary of the Tcl and Tk BOF at the 1995 USENIX.
D.34: Matt WelshによるTclとTkに関するLinux Journalの記事
D.35: Michael B. JohnsonのMIT SMVS 卒業論文 "Build-a-Dude"

変更物:

C.31: SIMONのページのURLを更新
C.34: Wade HolstのHyperTclページのURLを更新
C.70: 「なんでTclを使ってはいけないのか」データベースへのポインタを追加
D.23: Brent Welchの本の新しいドラフトと出版情報を追加
D.31: Don Libesの "Exploring Expect" が遂に出版
D.36: 「SNMPを使ったネットワーク管理法」 RoseとMcCloghrie著
D.37: 「目の不自由なユーザのためのグラフィカル・インタフェースへのアクセス」 interactions誌

A. 最重要文献

TclとTkの作者であるJhon Ousterhoutは, USENIXカンファレンスで次の2つの論文を発表しています. かなり昔のものなので技術的な詳細情報としては役立ちませんが, それでも有用であり興味深いものです.
  1. Ousterhout, J.K., (1990) 『Tcl: 組み込み可能コマンド言語』 ("TCL: An Embeddable Command Language"), 1990 年冬期 USENIX カンファレンス,pp 133-146.
    ftp://ftp.cs.berkeley.edu/ucb/tcl/tclUsenix90.ps
  2. Ousterhout, J.K., (1991) 『Tcl 言語に基礎を置く X11 ツールキット』, ("An X11 Toolkit Based on the TCL Language"), 1991 年冬期 USENIX カンファレンス,pp 105-115.
    ftp://ftp.cs.berkeley.edu/ucb/tcl/tkUsenix91.ps
    ftp://ftp.cs.berkeley.edu/ucb/tcl/tkF10.ps
    (最後のファイルは,Tk の論文の図 10 です.)
論文を FTP で取り寄せる際や,印刷出力を行う際に問題があるようでしたら, bmiller@cs.berkeley.edu に, あなたの合州国内の住所を知らせて下さい.論文のハードコピーが送られます.

→目次へ

B. Expect 配布品

expect 配布品に関しては,幾つかの出版物のPostScriptファイルが入手可能です.
  1. 『会話型処理嗜好症候群の治療法』,
    "Curing Those Uncontrollable Fits of Interaction", 1990 年夏期 USENIX コンファレンス予稿集, アナハイム, カルフォルニア州, 1990年6月11〜15日.

    本論文では,実装や考え方,設計に付いて議論しています. このアドレスは,
    ftp://ftp.cme.nist.gov/pub/expect/seminal.ps.Z

  2. 『expect を用いたシステム管理業務の自動化』,
    "Using expect to Automate System Administration Tasks", 1990 年 USENIX 巨大システム管理コンファレンス (LISA) IV 予稿集, コロラドスプリングス, コロラド州, 1990年10月17〜19日.

    本論文は,システム管理者向きの議論や実例を示しています. このアドレスは,
    ftp://ftp.cme.nist.gov/pub/expect/sysadm.ps.Z

  3. 『expect: 会話的プログラム制御スクリプト言語』,
    "expect: Scripts for Controlling Interactive Programs", Computing Systems, Vol. 4, No. 2, University of California Press Journals, 1991年.

    幅広いサンプルのスクリプトを集めた論文です.このアドレスは,
    ftp://ftp.cme.nist.gov/pub/expect/scripts.ps.Z

  4. 『会話的プログラムの復帰試験と適合性試験』,
    "Regression Testing and Conformance Testing Interactive Programs", 1992 年 夏期 USENIX コンファレンス予稿集, サンアントニオ, カルフォルニア州, 1992年6月8〜12日.

    ソフトウェアの試験への expect の応用に付いて述べています. このアドレスは,
    ftp://ftp.cme.nist.gov/pub/expect/regress.ps.Z

  5. 『Tcl アプリケーション用デバッガ』,
    "A Debugger for Tcl Applications" に関しては, 以下を参照のこと.
    ftp://ftp.cme.nist.gov/pub/expect/tcl-debug.ps.Z

  6. 『Kibitz - 複数の会話的プログラムの相互接続』,
    "Kibitz - Connecting Multiple Interactive Programs Together", Software - Practice & Experience, John Wiley & Sons, West Susses, England, Vol. 23, No. 5, May 1993.

    複数の会話型プログラムを,Tcl と Expect を用いて, 一緒に接続する方法に付いて論じています.このアドレスは,
    ftp://ftp.cme.nist.gov/pub/expect/kibitz.ps.Z

  7. 『非グラフィックな会話型プログラムのための X ラッパー』,
    "X Wrappers for Non-Graphic Interactive Programs", Don Libes, Xhibition 94 のドラフト.

    本論文は,標準コマンドインタフェースを グラフィカル・ユーザ・インタフェースにカプセル化することを 議論しています.この論文のアドレスは, ftp://ftp.cme.nist.gov/pub/expet/expectk.ps.Z

→目次へ

C. その他のオンライン資源

  1. TeX 形式で,最近 Tcl 7.3 対応にアップデートされた クイックリファレンスガイドの ftp アドレスは,
    ftp://ftp.aud.alcatel.com/tcl/docs/QuickRef.tar.gz

    これをコントリビュートしてくれた,Jeff Tranter <Jeff.Tranter@software.mitel.com> に感謝.

  2. (ちょっと賞味期限が切れていますが) Adrian Ho <adrianho@nii.ncb.gov.sg> の配布するPostScript バージョンのマニュアルページがあります. このアドレスは,
    ftp://gatekeeper.dec.com/pub/UCB/tcl/barkley/docs/tcl6.3.manps.tar.Z
    ftp://gatekeeper.dec.com/pub/UCB/tcl/barkley/docs/tclX6.2b.manps.tar.Z
    ftp://gatekeeper.dec.com/pub/UCB/tcl/barkley/docs/tk2.1.manps.tar.Z

  3. Ousterhout の教科書の, 初期バージョンの草稿がネット上で利用できます.

    Tcl スクリプトの書き方に付いて扱った章は, ftp://ftp.cs.berkeley.edu/ucb/tcl/book.p1.ps.Z
    Tk でのスクリプトの書き方に付いての章は, ftp://ftp.cs.berkeley.edu/ucb/tcl/book.p2.ps.Z
    C による Tcl アプリケーション開発についての章は, ftp://ftp.cs.berkeley.edu/ucb/tcl/book.p3.ps.Z
    Tk のウィジェットとジオメトリマネージャの自作法について扱った章は, ftp://ftp.cs.berkeley.edu/ucb/tcl/book.p4.ps.Z

    最初の2つの章は,約 130 ページの分量があり,3番目と 4 番目の章は, 約 70 ページ程の分量です. これは草稿に過ぎず,また,再配布も許可されていません.

  4. 1993 年の X カンファレンスで用いられた Tcl と Tk の PostScript によるスライド原稿が, ftp://ftp.cs.berkeley.edu/ucb/tcl/tut.tar.Z

  5. Tcl 93 ワークショップの論文集の PostScript ファイル集は, 以下から入手可能です. ftp://ftp.aud.alcatel.com/tcl/workshop/1993/tcl93-proceedings.tar.gz

    このファイルには,以下の論文が格納されています.

    1. 『Tcl アプリケーション用デバッガ』,
      "A Debugger for Tcl Applications", by Don Libes, National Institute of Standards and Technology.
      Tcl アプリケーション用デバッガに関する議論.
    2. 『Tcl 言語用コンパイラ』,
      "A Compiler for the Tcl Language", by Adam Sah and Jon Blow, University of California, Berkeley, CA.
      Tcl 言語コンパイラの設計に関する議論.
    3. 『[incr tcl] - Tcl におけるオブジェクト指向プログラミング』, "[incr tcl] - Object-Oriented Programming in TCL", by Michael J. McLennan, AT&T Bell Laboratories, Allentown, PA.
      Tcl プロシージャと データをパッケージ化するための拡張についての紹介.
    4. 『CASTE: Tcl 用クラスシステム』,
      "CASTE: A class system for Tcl", by Michael S. Braverman, University of California, Berkeley, CA.
      Tcl の構造化オブジェクトクラスを導入する拡張の紹介.
    5. 『オブジェクト指向データベースシステムへのTclインタフェース』, "Interfacing an Object-Oriented Database System from Tcl", by Dietmar Theobald, Forschungszentrum Informatik, Karlsruhe Germany
      オブジェクト指向データベースへの汎用インタフェース拡張について
    6. 『Tcl 分散プログラミング』,
      "Tcl Distributed Programming", Brian C. Smith, Lawrence A. Rowe, Stephen C. Yen 著, カルフォルニア大学, バークレイ, カルフォルニア.
      Tcl の Tcl-DP 拡張の紹介
    7. 『Tcl/Tk と DCE による協調的アプリケーション』,
      "Cooperating Applications through Tcl/Tk and DCE", David Richardson 著, ミシガン大学
      オープン・ソフトウェア・ファウンデーションの 分散コンピューティング環境への統合の紹介.
    8. 『ネオソフト・ホワイトボード - インタネットベースの共同作業の枠組』,
      "NeoSoft Whiteboard - A framework for Internet-based Collaboration", Karl Lehenbauer, Ellyn Mustard 他著, ネオソフト社.
      Tcl/Tk を用いた汎用グループウェアの枠組の紹介.
    9. 『グループウェアの基盤としての Tcl/Tk』,
      "Tcl/Tk as a Basis for Groupware", Mark Roseman 著, カルガリ大学,アルバータ カナダ.
      Tcl/Tk が,グループウェア開発に優れた環境である点について.
    10. 『Tcl と Tk を用いた人工物ベース協調システム』,
      "Tcl and Tk Use in the Artifact Based Collaboration System", John Menges, Mark Parris 著, 北カロリナ大学.
      ユーザインタフェースを Tk 上で開発した, UNC で作成中の協調システムの紹介.
    11. 『Ak: Tcl/Tk 用オーディオ・ツールキット』,
      "Ak: An Audio Toolkit for Tcl/Tk", Andrew C. Payne 著, 元 DEC 社ケンブリッジ研究所. 現OpenMarket社. 音声ファイルシステムを構築するための, Tcl のオーディオ拡張の紹介.
    12. 『Tcl/Tk 連続メディアプレーヤ』,
      "A Tcl/Tk Continuous Media Player", Brian C. Smith, Lawrence A. Rowe, Stephen C. Yen 著, カルフォルニア大学, バークレイ, カルフォルニア.
      Unix ワークステーション上でデジタル音声とビデオ情報を再生する, Tk アプリケーションについて.
    13. 『高スループット生物研究所におけるTcl』,
      "Tcl in a High-Throughput Biological Lab", Scott P. Hunicke-Smith,Dan Mosedale 著, スタンフォード イースト遺伝子プロジェクト
      研究所のロボット制御へのTclの応用.
    14. 『自律的知識エージェント - ツール・コマンド言語のエージェントへの適用』,
      "Autonomous Knowledge Agents - How Agents use the Tool Command Language", Raymond W. Johnson, Lockheed Missiles, Space Corporation 著, パロアルト研究所.
      ソフトウェア・エージェントと, Tcl をそれに用いた場合の特質について
    15. 『Tcl/Tkを用いた工業生産組織の視覚化の実装』,
      "Implementing a Visualization of an Industrial Productions Cell Using Tcl/Tk", Arthur Brauer, Claus Lewerentz, Thomas Lindner 著, Forschungszentrum Informatik, Karlsruhe Germany.
      Tcl/Tk を用いて書かれた 複雑なアニメ表示を行うシミュレータの議論.
    16. 『Objectify を用いた オブジェクト指向Tclベースシステムの作成』, "Writing Object-oriented Tcl-based Systems using Objectify", Wayne A. Christopher 著, カルフォルニア大学,バークレイ,カルフォルニア.
      C++ クラスを Tcl ベースのシステムに組み込む仕組みである Objectify の紹介.
    17. 『DTS への Tcl/Tk の適用,対話的最適化 およびスケジューリングシステム』,
      "Use of Tcl/Tk in DTS, an Interactive Optimization and Scheduling System", Benjamin Fried, Aleks Gollu, Othar Hansson 著, Heuristicrats Research Inc.
      NASA のスケジューリングシステムの,Tcl を用いた開発の概要.
    18. 『Tk ツールキットの内蔵型 Scheme インタプリタ』,
      "Embedding a Scheme Interpreter in the Tk Toolkit", Erick Gallesio 著, Valbonne, 仏.
      Scheme で Tcl を置き換えた Tk パッケージである STk の紹介.
    19. 『Next,ファイルブラウザの最良の物』,
      "The Next, Best Thing in File Browsers", Michael A. Harrison, Thomas A. Phelps 著, カルフォルニア大学,バークレイ,カルフォルニア州.
      NeXTSTEP のファイルセレクションボックスの拡張である NBT の紹介.
    20. 『Tcl/Tk - 超短波/ミリ波 パイロットサイト(MMPS)における 統合化の手段』,
      "Tcl/Tk - An Integration Vehicle for the Microwave/Millimeter-Wave Pilot Sites (MMPS)", Kevin B. Kenny, Brion D. Sarachan, Robert N. Sum Jr., Wayne H. Uejio 著, ジェネラルエレクトリック研究所.
      FrameMaker や Xess の様な 商業ベンダアプリケーションの統合に関して.
    21. 『アドレス帳などを対象としたファイルマネージャの汎用化』,
      "Generalising a File Manager into an Address Book and Other Things", J. D. Newmarch 著, キャンベラ大学,オーストラリア.
      コマンドライン,および GUI 環境で最適な機能を提供できる X ファイルマネージャの再設計に付いて.
    22. 『Noosa: Tcl と Tk を用いた実行監視』,
      "Noosa: Execution Monitoring using Tcl and Tk", Anthony M. Sloane 著, コロラド大学.
      イベントベースの実行監視システムの概要.
    23. 『会話的コンパイラ開発システム』,
      "An Interactive Compiler Development System", Gary S. Tyson, Robert J. Shaw, Matthew K. Farrens 著, カルフォルニア大学, Davis, カルフォルニア.
      会話的なグラフィカル・オプティマイザの紹介.
  6. (各発表の)OHP 原稿などを納めたポストスクリプトファイルは, 次の所から入手できます.

    ftp://ftp.aud.alcatel.com/tcl/workshop/1993/tcl93-proceedings2.tar.gz
    このファイル (tcl93-proceedings2) は,次の OHP 原稿を含みます.

    1. 『Tcl/Tk と DCE による協調的アプリケーション』
      "Cooperating Applications through Tcl/Tk and DCE" 参照
    2. 『Ak: Tcl/Tk 用オーディオ・ツールキット』
      "Ak An Audio Toolkit for Tcl & Tk" 参照
    3. 『Tcl 分散プログラミング』
      "Tcl Distributed Programming" 参照
    4. 『管理用制御言語 - Tcl のリアルタイム領域への適用 』
      "Supervisory Control Language - Applying Tcl to the Realtime Arena" Computerized Processes 有限会社発表.
    5. 『グループウェアの基礎としての Tcl/Tk』
      "Tcl / Tk as a Basis for Groupware" 参照
    また,このファイル (tcl93-proceedings2) には,以下の論文のポス トスクリプト原稿が含まれます.
    『Tk 用表マネージャ』,
    "A Table Manager for Tk", G. A. Howlett <George.A.Howlett@att.com> 著, ATT.

    さらに,このファイル (tcl93-proceedings2) には, ワークショップで開かれたセッション 『Tcl と Tk の将来の方向性について』の, Jhon Ousterhout によるスライドと「議事録」が 4 本含まれます.

    1. 『将来の方向性:議論の目的とありうるトピックス』
    2. 『将来の方向性 #1: 拡張管理』
    3. 『将来の方向性 #2: 認証されていないスクリプトの評価』
    4. 『将来の方向性 #3: Tk バインド機構の改善』
  7. 『Tcl コンパイラ (TC) 良く聞かれる質問と回答集』は, 現在開発中の TC を解説するドキュメントであり, Adam Sah <asah@cs.Berkeley.EDU> によって編簒されています. 詳細は Adam に連絡して下さい.

  8. 簡潔な Tcl と Tk,xf の概要紹介を作成に対し, theobald@fzi.de (Dietmar Theobald) に感謝しましょう. これは,以下から入手できます:
    ftp://ftp.fzi.de/pub/OBST/current/compress/psfiles/TclTk_notes.ps.Z(compress 圧縮形式)
    ftp://ftp.fzi.de/pub/OBST/current/gzip/psfiles/TclTk_notes.ps.gz(gzip 圧縮形式)

    これは,Nutshell の Tcl/Tk と呼ばれ,1993 年の 7 月にアップデートされ, STONE 構造化オープン環境の一部です.

  9. Tcl/Tk を用いたツールである PhoneStationは, 1993 年の 冬期 USENIX コンファレンスで発表されました.

    Uhler, Stephen A .著 (1993),
    『PhoneStation, 仮想デスクトップ上での電話機』,
    "PhoneStation, Moving the Telephone onto the Virtual Desktop", 1993 年 冬期 USENIX カンファレンス論文集 pp ??-??

    このポストスクリプトファイルは, ftp://bellcore.com/pub/PhoneStation/USENIX.ps から入手できます.

  10. VanAndel, J.H. 著 (1993) 『新しいレーダー制御とデータ収集システムの設計』 "Design of a New Radar Control and Data Acquisition System". 26 回レーダ気象学学会 (Norman, オクラホマ) 予稿集.

    この論文は,ポストスクリプト形式で,次の web サーバから入手できます: http://www.atd.ucar.edu/jva/RadarControl.AMS.ps

  11. Mark A. Harrison <mharriso@utdallas.edu>は, なぜ Tcl/Tk が使われるべきであるかを解説した Tk/Tcl 情報シートを書き上げました. バージョン 1.0 は,(メッセージ ID) <278ml0$457@news.utdallas.edu> で comp.lang.tcl に投稿されました. 複写は彼まで.

  12. Cedric Beust <beust@modja.inria.fr>は, Tcl の拡張を行う際に, どこから始めればよいかを述べた短い文章を書き上げています. これは,以下の匿名 ftp で見付けられるでしょう.
    ftp://avahi.inria.fr/tcl/writing-a-tcl-extension.ps.gz

    このタイトルは,『Tcl の拡張を書くには: Toocl を例にして』 "Writing a Tcl extension: the Toocl example" で, Tooltalk 拡張で行われた作業を紹介しています. この論文は,1993 年 8 月 10 日付です.

  13. Douglas Pan と Mark Linton <linton@marktwain.rad.sgi.com> は,論文 『Dish: Fresco の動的起動シェルの一例』 "Dish: A Dynamic Invocation Shell for Fresco" を書きました. これは, ftp://sgi.com/graphics/fresco/dish.ps.Z から入手できます. FAQ や,他の論文は ftp://sgi.com/graphics/fresco/ にあります. Fresco は,X コンソーシアムの計画の 1 つです.この計画に加わりたい方は, Mark Linton に連絡を取るとよいでしょう.

  14. Michael Jipping, Hope College 著, (1993) 『Tcl の ツールトークのカプセル化への使用』 "Using Tcl as a Tool Talk Encapsulation", サン・ユーザズ・グループ 第11回年次大会, および展覧会論文集, pp 161-174.

    この論文は,Tcl を, ToolTalk を抽象化する用途で拡張したことについての 概要を述べています.

  15. Ada Tclに関する次の WorldWideWeb (WWW) リソースが利用可能です: http://www.cs.colorado.edu/homes/arcadia/public_html/adatcl.html

  16. MBV 研究所の Tcl/Tk のサポートのための WWW リソースは:
    http://cornea.mbvlab.wpafb.af.mil/tcl.html

  17. HTCLtoTCLプログラムのためのWWW リソースは:
    http://www.lbl.gov/~clarsen/clarsen.html

  18. ServiceMail Tcl スクリプトへの様々な拡張に関する WWW リソースは: http://keck.tamu.edu/cgi/staff/emailserver.html

  19. HTML から Tclへのプリプロセッサに関する WWW リソースは:
    http://www.lbl.gov/~clarsen/projects/htcl.html

  20. Tcl/Tkのスタイルに関して議論する WWW リソースは:
    http://www.atd.ucar.edu/jva/TCL.style.html

  21. Tcl/Tkによる視覚的数値 PV-Waveに関して議論する WWW リソースは: http://www.atd.ucar.edu/jva/rds/wave_tk.html

  22. Fermilabの大容量データ処理パッケージへの Tcl の使用に関する議論は, 以下で見る事ができます.
    http://fndauh.fnal.gov:8000/spectro/doc/www/spectro.home.html
    http://fndauh.fnal.gov:8000/shiva/doc/www/shiva.home.html
    http://fndauh.fnal.gov:8000/ftcl/extended/tcllib/help
    これらのホームの下にも様々なページがあります.

  23. Tclへの注釈と, クォーティングに関する考え方をまとめたファイルは, ftp://ftp.aud.alcatel.com/tcl/docs/README.programmer.gz に見付ける事ができます.

  24. TclとTk (それと,おそらくは他のTclベースのインタプリタ)に関する参考文献が, 次の WWW データベースから得られます.
    フリーなコンパイラとインタプリタのカタログ集:
    http://cui_www.unige.ch/freecomp
    および,言語リスト:
    http://cui_www.unige.ch/langlist

  25. 最初のTcl ホーム・ページが WWW URL から利用可能になりました.
    http://www.sco.com/IXI/of_interest/tcl/Tcl.html

    これを可能とするために時間と資源を供出し,骨をおってくれた Mike Hopkirk <hops@sco.com> に感謝します.

    また,防火壁(firewall) の向こうのユーザのために, このページは次の所からも利用可能になっています.
    ftp://ftp.aud.alcatel.com/tcl/docs/tclhtml.tar.gz

    この WWW リンクは以下の場所からもミラーされています. これらが更新されるという確約はありません.
    http://ita.tutkie.tut.ac.jp/tcl/Tcl.html
    http://www.isu.edu/tcl/Tcl.html

  26. Jungle - Tcl ベースの WWW サーバ - のための ホームページが,以下で利用できます.
    http://catless.ncl.ac.uk/Programs/Jungle

  27. Nautilus - Tcl ベースの [incr tcl] ブラウザ - のためのホームページが,以下で利用できます.
    http://catless.ncl.ac.uk/Programs/Nautilus/

  28. Zircon - Tcl ベースのインタネット中継コミュニケーション(IRC) ブラウザ - のためのホームページが,以下で利用できます.
    http://catless.ncl.ac.uk/Programs/Zircon/

    また,ユーザのページは,
    http://shrug.org/pages/irc/zircon.html

  29. WWWのサーバ共通ゲートウェイ・インタフェース (CGI として知られている) の Tcl 処理に関する文献は,以下で見付ける事が出来ます.
    http://www.lbl.gov/~clarsen/projects/htcl/http-proc-args.html

  30. Mark Roseman <roseman@edm.isac.ca> は, Tcl/Tk と Interview C++ ツールキットとの比較を行っています. これは,彼に電子メールで連絡すれば得られるでしょう.

  31. SIMON Mosaic hotlist 管理ツールに関する情報は, http://web.elec.qmw.ac.uk/simon/で,見付けられます.

  32. Fritz Heinrichmeyer の実験的な図式 SPICE インタフェースに関する情報は, http://ES-sun2.fernuni-hagen.de/editor.htmlで 見付けられます.

  33. ical に関する情報は,現在では http://clef.lcs.mit.edu/~sanjay/ical.htmlから アクセスできます.

  34. Wade Holst <wade@cs.ualberta.ca> は, Hypertcl - Tcl コミュニティが利用可能な情報を様々な形で見せてくれる WWW ページ - を提供してくれています. これは,次の URL で見ることができます.
    http://web.cs.ualberta.ca/~wade/Auto/HyperTcl/

    Wade が提供してくれてる様々なサービスは,以下の通りです.

  35. スレッド対応 tknews を解説するページの URL は, http://www.cis.ohio-state.edu/hypertext/people/mdm/tknews.html で,次のリリースがどんなものであるかを見せてくれます.

  36. Tkベースの Karel ロボット計画の URL は, http://www.cis.ohio-state.edu/hypertext/people/mdm/karel.html

  37. Tkリファレンス・カードは,以下で見付けられます. ftp://ftp.aud.alcatel.com/tcl/docs/tkrefcard.tar.gz
    この Tk 3.3 カードの TeX と PostScript バージョンは,Paul Raines <raines@bohr.physics.upenn.edu> により 提供されています.

  38. Xauthに関する,いいドキュメントが, ftp://ph-meter.beckman.uiuc.edu/security/xsecurity.ps ftp://ph-meter.beckman.uiuc.edu/security/xsecurity.txt で,利用可能です.

  39. Xfコマンドのドキュメントが, European ページ・フォーマットで, 以下から利用可能です. ftp://ftp.aud.alcatel.com/tcl/docs/xf-doc.ps.gz
    同様に,合州国ページフォーマットは, ftp://ftp.aud.alcatel.com/tcl/docs/xf-doc-us.ps.gz です.

  40. Vivek Khera<khera@cs.duke.edu> は, xauth 環境(Tk 3.3 のデフォルトでの要求環境)の設定法の入門に関する ドキュメントを書きました. ftp://ftp.aud.alcatel.com/tcl/docs/Xauthority.gz

  41. TSIPPを使った Tcl スクリプトで作成された MPEG アニメーションのリストが, http://www.mcs.csuhayward.edu/tebo/Anims で見れます.

  42. DA-CLOD(分散管理された分類化ドキュメントリスト) 計画は,Web参加者に組織化されたページを設定することを可能にしています. それでTcl ページも設定されました.以下の URL を参照して下さい. http://schiller.wustl.edu/DACLOD/daclod
    または,直接 Tcl に行くには, http://schiller.wustl.edu/DACLOD/daclod?id=00024.dcl

  43. tkmailのホーム・ページは, http://bohr.physics.upenn.edu/~raines/tkmail.html で,見付かります.

  44. map作成プログラムのホームページは, 以下で見付かります. http://www.dl.ac.uk/CBMT/mapmarker/v02a/doc_html/HOME.html

  45. Tk/Tclで書かれた簡単な httpd は, http://arsenio.mit.edu:8001/に,見付かります.

  46. Tkベースのツールを使って生成されたイメージのデモは http://arsenio.mit.edu:8001/html/gscript.html で,見付かります.

  47. DART計画のドキュメントは, http://fndaub.fnal.gov:8000/dart_v1_0.html で,見付けられます.

  48. Neosoftは,今やホームページを持っています. Tcl のページは, http://www.neosoft.com/tcl/default.html を参照のこと.

  49. 現在tkWWWとして知られているプログラムの ホームページは, http://www.mit.edu:8001/afs/athena.mit.edu/course/other/cdsdev/html/welcome.html
    CERN からの,TkWWW に関する状況を知らせるページは, http://info.cern.ch/hypertext/WWW/TkWWW/Status.html に,見付かります. 内部的な情報は,以下で見ることができます. gopher://gopher.slac.stanford.edu/h0/WWW%20Documentation/TkWWWDoc/internals.html

  50. TreeLinkからの出力例は,以下で見ることができます. http://aorta.tat.physik.uni-tuebingen.de/~gaier/treelink/
    TreeLink は,HTML 文章からのリンクのハイパーグラフを描画する Tcl/Tk プログラムです.

  51. Tclを含む, 様々に異なった言語間の通信を記述することを可能とするシステムである, ILU ソフトウェア環境に関するドキュメントは, 以下で見ることができます.
    ftp://parcftp.parc.xerox.com/pub/ilu/1.6.4/manual-html/manual_toc.html

  52. Huayong YANG <yang@twain.ucs.umass.edu> は, Tcl と Tk ツールキットのレビューを news:2q1iko$8cj@nic.umass.edu に書いています.

  53. Wafeの様々なバージョンが置かれているページは, 以下で見ることができます. http://www.es.net/pub/public-domain/wafe/.INDEX.html

  54. 『X アプリケーション誘拐』 "Kidnapping X Applications" と題された論文の草稿が, TkSteal の tar ファイルの中で利用可能です. これは,Sven Delmas <garfield@cs.tu-berlin.de> によって書かれ,X アプリケーションに何の変更も加えずに, その既存のアプリケーションを Tcl/Tk ベースのプログラムに どの様に統合するかを,TkSteal を用いて解説しています.

  55. 新しいHTMLエディタであるTkHTMLに捧げられたページを, 以下で見ることができます.
    http://alfred1.u.washington.edu:8080/~roland/tkHTML/tkHTML.html

  56. 自然言語の論理文法(logic grammer)開発環境である HdrugのWWWセクションは,以下で利用可能です.
    http://tyr.let.rug.nl/~vannoord/prolog-app/Hdrug/
    これは,ProTcl と TkSteal を用いています.

  57. Patrick DuvalがNew Orleansで行った講演, "Tcl-Me, a Tcl Multimedia Extension" の HTML のスライドとデモの絵を以下で見ることができます.
    ftp://ftp.inria.fr/scratch/made/www/tcl-me/slide.1.html
    また,tar ファイルで,以下から得られます. ftp://ftp.aud.alcatel.com/tcl/workshop/1994/tcl-me.tar.gz

  58. scottyとtkinedアプリケーションのHTMLページが まとめて作られました.これらは,以下で見れます.
    http://www.ibr.cs.tu-bs.de/projects/nm/tkined/welcome.html
    http://www.ibr.cs.tu-bs.de/projects/nm/scotty/welcome.html

  59. [incr tcl]での分散処理に関する議論のアーカイブが, 以下で見られるでしょう.
    gopher://nisp.ncl.ac.uk/11/lists-a-e/distinct/

  60. Kevin B. Kenny <kennykb@dssv01.crd.ge.com> が Tcl 94 ワークショップで発表した論文のコピーを, 以下の WWW で見ることができます. http://crdis1.ge.com/papers/gecrd/mtl/mdip/tcl94/00header.html

  61. Terry Evans <tevans@cs.utah.edu> は, gdb への tcl/tk インタフェースを開発する作業の音頭を取っています. 何かお手伝いしたい人は,彼に email してください.
  62. Jonathan Kaye <kaye@linc.cis.upenn.edu> のホームHTMLページである http://www.cis.upenn.edu/%7Ekaye/home.html には,Tcl/Tk プロセスと, LISP プロセスとで同期通信を可能とするパッケージである lisp2wish へのポインタが含まれています.

  63. 以下は,Safe Tclパッケージに関する参考論文です.
    ftp://thumper.bellcore.com/pub/nsb/st/safe-tcl.ps ftp://thumper.bellcore.com/pub/nsb/st/safe-tcl.txt ftp://thumper.bellcore.com/pub/nsb/st/em-model.txt

  64. 『Tcl 本』 "Tcl and the Tk Toolkit" のレビューが, misc.books.technical に,1994 年 5 月 2 日に, Message-ID: <2q1iko$8cj@nic.umass.edu> として,yang@twain.ucs.umass.edu (Huayong YANG) により投稿されました. X プログラマに対して本書を推薦しています.

  65. Tcl 94ワークショップ予稿集から集められた論文の Postscript 原稿が,以下から入手できます.
    ftp://ftp.aud.alcatel.com/tcl/workshop/1994/1994_workshop.tar.gz このファイルには,以下の論文が納められています.
    1. 『Rush言語入門』
      "An Introduction to the Rush Language", Adam Sah, Jon Blow, Brian Dennis 著, University of California, Berkeley.
      最適化可能なように設計された, Tcl から派生した新しいコンパイル型言語の紹介.

    2. 『WellSite での Tcl/Tk』
      "Tcl/Tk at the WellSite", Dave St. Clair 著, Baker Hughes INTEQ.
      顧客報告と実時間情報システム "DrillByte" での Tcl/Tk の使用を報告.

    3. 『Tk ベースアプリケーションの会話的設定』
      "Interactively Configuring Tk-based Applications", David Richardson 著, University of Michigan.
      Tk ベースのアプリケーションのウィジェット構造を 会話的に問い合わせ, その形式や機能を会話的に変更する実験的ツールの紹介.

    4. 『Dish: Fresco用動的起動シェルの一例』
      "Dish: A Dynamic Invocation Shell for Fresco", Douglas Pan (Stanford 大学), Mark Linton (シリコン・グラフィック) 著.
      X Fresco ツールキットへの Tcl インタフェースを実装した,wish に似たプログラムである dish を紹介. Tk とは異なり,dish は, ほんのわずかの組み込みコマンドしか実装していない. そして、CORBA インタフェース定義言語を用いて定義された Fresco メソッドを認識し,動的に実行する.

    5. 『Tclと3Dとの出会い -- オブジェクト指向への会話的アクセス』
      "Tcl meets 3D -- Interpretative Access to Object-Oriented Graphics", Ekkehard Beier著, Technical University of Ilmenau.
      Tcl/Tk による会話的 3 次元グラフィックスアプリケーションの紹介.

    6. 『会話的 音楽/音声アプリケーション用開発環境の一例』
      "An Environment for the Development of Interactive Music and Audio Applications", Eric M. Jordan 著, Massachusetts Institute of Technology.
      Ak の様な既存のシステム上に構築する, Tcl ベースの音楽と音声用のプラットホームに関する計画を議論. その目的の一部は,その様なプラットホームをTcl に組み込むことは, コンピュータ音楽および, 一般のコンピュータシステム利用者達双方にとって, それぞれの長所を使えることから役立つということを 示すことにある.

    7. 『Packages: Tcl に名前空間を』
      "Packages: Adding Namespaces to Tcl", George Howlett 著, AT&T Bell Laboratories.
      現状の障害やバグから,TCL の名前空間汚染問題を調査, C++ のような形式の名前空間を解として提示している.

    8. 『Erlang からの Tcl/Tk の使用』
      "Using Tcl/Tk from Erlang", Ingemar Ahlberg著, Ellemtel.
      「軟らかい」リアルタイム・アプリケーション用に設計された 宣言的言語である Erlang と Tcl/Tk の接続について紹介.

    9. 『視覚的インタフェース指定のためのTcl プログラミング技法』
      "Tcl Programming Techniques for Specifying Visual Interfaces.", Jeffrey P. Lankford 著, Northrop Grumman Corporation.
      Tcl の視覚的インタフェース作成の際の,プロシージャ指向, データ指向,オブジェクト指向の技法を比較する. 本論文は,オブジェクト指向視覚化仕様言語 (OSF/Motif UIL) と Tcl をどの様に統合するかを示している.

    10. 『Tcl/C++ バインドを簡単に』
      "Tcl/C++ Binding Made Easy", John Menges,Brian Ladd 著, University of North Carolina.
      Tcl から C++ メソッドを実行するための, 型安全なバインドを行う方法を紹介.

    11. 『Tcl 用動的読み込み: (どこからきたの?)』
      "Dynamic Loading for Tcl: (What became of it?)", Kevin B. Kenny 著, GE Corporate R&D Center.
      1993 年 Tcl/Tk ワークショップにおいて, Tcl コアに組み込む目的で Tcl 用動的読み込み法が設計された. 本論文は,その設計の信頼性と移植性のある実装を行おうとする際に 発生する問題点について論じ, 最終的なアーカイブにその実装を組み込むための手順を示す.

    12. 『Nautilus -- tCl 下 2,000 リーグ』
      "Nautilus -- 20,00 Leagues under the tCl", Lindsay F. Marshall 著, University of Newcastle upon Tyne.
      [incr tcl] で書かれた,tcl/tk と [incr tcl] 用のデバッガとブラウザの組み合わせである Nautilus (ノーチラス) の紹介.

    13. 『Jodler -- Infobahn 用スクリプト言語』
      "Jodler -- A Scripting Language for the Infobahn", Maximillian Ott 著, C&C Research Laboratories, NEC USA.
      プロトタイプと委任(delegation)を基本とした 新しいオブジェクト指向インタプリタ言語を紹介. Jodler は, ネットワーク上の自律的エージェントを実装するために設計された. 現在の所,Tcl の拡張として実装されつつある.

    14. 『[incr tk]: [incr tcl] を用いた拡張可能ウィジェットの構築』
      "[incr Tk]: Building Extensible Widgets with [incr Tcl]", Michael J. McLennan 著, AT&T Bell Laboratories.
      メガ・ウィジェットを作成するための [incr tcl] による枠組を紹介. 新しいメガ・ウィジェットは,オブジェクト指向を用いて, 既存のメガウィジェットクラスを特化したり 拡張して作成される.

    15. 『センサ・シェル: 自動天気予報システム』
      "The sensor shells: An automated weather observation system", Mike Hoegeman 著, GTE Weather Systems Group.
      気象観測機器からの情報を収集し, クライアントからの利用を可能とする, 気象観測所監視サーバの Tcl による構築を紹介. 本論文ではまた,クライアントプログラムの Tcl/Tk による開発についても触れている.

    16. 『Tcl-Me, Tcl マルチメディア拡張の一例』
      "Tcl-Me, a Tcl Multimedia Extension",
      Tcl-Me は, マルチメディアアプリケーションのプロトタイプ作成用の環境. この拡張は Tcl に,音声,画像, メディア間同期を制御する機能を与える.

    17. 『Vinny: RISC System/6000 ハードウェア・データベース』
      "Vinny: A RISC System/6000 Hardware Database (a.k.a. A Tcl/Tk Testimonial)", Richard Otto 著, IBM.
      既存のコマンドラインベースのアプリケーションに グラフィカル・インタフェースを容易に追加するために, Tcl/Tk を使用することの事例研究.

    18. 『Tcl と Tk のためのコンポーネントを用いたユーザシェル設計』
      "User Shell Design with Components for Tcl and Tk", Ruediger Franke 著, Technical University of Ilmenau.
      基本的なウィジェットを組み合わせた Tk コンポジットウィジェットの構築と,その使用法を紹介. また,この方法を用いたユーザ・インタフェース・ビルダ USE について.

    19. 『Tcl と並列オブジェクト指向フライト・ソフトウェア: 火星のTcl』,

      "Tcl and Concurrent Object-Oriented Flight Software: Tcl on Mars", David E. Smyth 著, Mars Pathfinder Flight Software Team, Jet Propulsion Laboratory.
      「火星パスファインダ」計画における Tcl の使用例を紹介. ここでは,Tcl (と幾つかの拡張) を, オブジェクト指向フライト・ソフトウェアの オブジェクト間通信言語や,環境監視・制御言語の実装, フライト・ソフトウェア自身の 初期実装言語として使用している.

    20. 『アリアドネ』
      "Ariadne", Thomas A. Phelps 著, University of California, Berkeley.
      本論文では,マルチメディア文章操作ツール (ブラウザ,エディタなど)を組み立てるための サービスのコア・プラットホームを紹介している.

    21. 『Tk 用 3 次元ビュワ・ウィジェット』
      "A 3D Viewer Widget for Tk", Wayne A. Christopher 著, ICEM CFD Engineering.
      キャンバスに似た, 3 次元グラフィックオブジェクトを表示したり操作できる, 新しい Tk ウィジェットを紹介.

    22. 『キャラクタベースアプリケーションと そのグラフィカル・フロントエンドを並列に, 早く簡単に開発するための 'set' と 'trace' コマンドの組み合わせ方』
      "Combination of 'set' and 'trace' Commands Found Useful for Concurrent, Quick-and-Easy Development of Character-Based Applications and Their Graphical Frontends", Yasuro Kawata, Kimiya Onogawa, Akifumi Yabu, Akira Kawasaki, Hisahiro Kobayashi, and Mamoru Maekawa 著, University of Electro-Communications, Tokyo.
      キャラクタベースとグラフィカルの 双方のインタフェースを持たねばならない アプリケーションの実装法を紹介. キャラクタベースのコマンドをスタンドアローンに作成し, 変数に値を設定することで, グラフィカルなフロントエンドと交信する. フロントエンドでは 'trace' コマンドを用いて値を検出する.

    23. 『知的ユーザインタフェース設計のアイディア』
      "Ideas for Intelligent User Interface Design", James R. Slagle, Zbigniew Wieckowski, University of Minnesota.
      ユーザインタフェース設計のための原理を発表し,その原理の Tcl と Tk への適用を議論.

  66. ワークショップの論文に加えて,前述の ファイル は, ワークショップの発表に用いられた幾つかのスライドも含まれます.
    1. 『Tk 4.0 の状況』
      "Status of Tk 4.0", John K. Ousterhout, University of California, Berkeley.
      Tk 4.0 の,ワークショップ時点でのリリース予定と, 現状報告.

    2. 『スクリプトとエージェント: 新しいソフトウェアの高度な背景』
      "Scripts and Agents: The New Software High Ground", John K. Ousterhout, University of California, Berkeley.
      サン・マイクロにおける Outsterhout 博士のグループの,Tcl と Tk の開発計画を紹介.

    3. 『Tcl は,知られている全てのシミュレーションの設定問題の 98.3% を解決する.研究者よ,驚くなかれ!』
      "'Tcl cures 98.3% of all known simulation configuration problems,'claims astonished researcher!", Richard Golding, Carl Staelin, Tim Sullivan, and John Wilkes, Hewlett-Packard Laboratories.
      HP における Storage Systems 計画での,カスタマイズ言語に Tcl を使用した例を紹介.

    4. 『知的ユーザインタフェース設計のアイディア』
      "Ideas for Intelligent User Interface Design", James R. Slagle, Zbigniew Wieckowski, University of Minnesota.
      前述の同名の論文のスライド.

  67. 1994 年 Tcl ワークショップの幾つかのスライドと 論文 1 本は,前述のファイルには含まれておらず, 別のファイルに格納されています.
    1. 『Nautilus -- tCl 下 2,000 リーグ』
      "Nautilus -- 20,00 Leagues under the tCl", Lindsay F. Marshall 著, University of Newcastle upon Tyne. ftp://ftp.aud.alcatel.com/tcl/workshop/1994/Lindsay_Marshall-slides.ps.gz 前述の同名の論文のスライド.

    2. 『Ariadne による電子化文章の管理』
      "Managing Electronic Documents with Ariadne", Tom Phelps, University of California, Berkeley. ftp://ftp.aud.alcatel.com/tcl/workshop/1994/Thomas_Phelps-slides.gz 論文 "Ariadne" のスライド.

    3. 『メデューサ・アプリケーション環境での Tcl プログラムの作成』
      "Writing Tcl programs in the Medusa Applications Environment", Frank Stajano, Olivetti Research. ftp://ftp.aud.alcatel.com/tcl/workshop/1994/fstajano-tcl94-paper.ps.gz 分散マルチメディアアプリケーションと遠隔会議システムである メデューサ(Medusa) を紹介.システムの核部分は C++ で記述され, アプリケーション自体はTkとTcl-DPを使ったTclで書かれる.

    4. 『メデューサ・アプリケーション環境での Tcl の使用』
      "Use of Tcl in the Medusa Multimedia Applications Environment", Frank Stajano, Olivetti Research. ftp://harbor.ecn.purdue.edu/pub/tcl/workshop/1994/fstajano-tcl94-slides.ps.gz 上述の論文に付随するスライド.

    5. 『Tcl-Me, Tcl マルチメディア拡張の一例』
      "Tcl-me, a Tcl Multimedia Extension", Patrick Duval and Tie Liao, INRIA. ftp://ftp.aud.alcatel.com/tcl/workshop/1994/tcl-me.tar.gz 同名の論文のスライド発表原稿.HTML フォーマットは 以下で見ることができる. ftp://ftp.inria.fr/scratch/made/www/tcl-me/slide.1.html

    6. 1994 年 Tcl ワークショップの予稿集は注文も可能です. 値段は $30.00 + 送料 (USA 内 $4.00,他は問い合わせ) です. Computerized Processes Unlimited, Inc へ支払可能か確認のこと. 問い合わせと注文は,Lisa Duferne <lsd@cpu.com> まで電子メール.
  68. Glenn Huxtableは,彼の作成した Tcl/Tk ベースの CPU パフォーマンス・モニタである "cpumon" に関する論文を 書き上げました.
    ftp://bilby.cs.uwa.oz.au/pub/glenn/sage-au94.ps

  69. Adam Sahは, Tcl コンパイラを解説した彼自身の修士論文である, 『TC: Tcl 言語の効率的実装の一例』 "TC: An Efficient Implementation of the Tcl Language" を, 以下の匿名 ftp に置いています.
    ftp://ginsberg.cs.berkeley.edu/pub/papers/asah/msthesis.ps.gz

  70. Richard Stallmanは,1994 年 9 月 23 日に, comp.lang.tcl と関連する幾つかのニュースグループに, 記事『なぜ Tcl を使うべきではないのか』 "Why you should not use Tcl" を投稿しました.
    news:9409232314.AA29957@mole.gnu.ai.mit.edu

    さらに,1994年10月19日に別の 『GNU拡張言語計画』 "GNU Extension Language Plans"と銘打たれた記事を, 幾分かは扇動的な度合を減らした内容で投稿しています.
    news:9410190420.AA02904@mole.gnu.ai.mit.edu

    本記事は,Tcl への根拠ある批判側と擁護側とで, 非常に沢山の議論を巻き起こしました. 何の反論も掲載せず, 単に RMS の記事への参照のみをここに掲載するのは公平とは思えませんので, 双方の意見へのポインタをここで紹介しましょう.
    http://www.utdallas.edu/acc/glv/Tcl/war/

  71. Dan Connolly <connolly@hal.com>は,コアTcl に対する 『なぜ Tcl は成長的でないのか』 "Why Tcl Doesn't Scale" という批評を書き上げました. 最新バージョンは,以下で見ることができます.
    http://www.hal.com/~/connolly/drafts/why-tcl-doesnt-scale.html

  72. John Ousterhoutは, 彼が Tcl と Tk を開発した際に用いた,コード化, ドキュメント化,そして試験規約に関してまとめた 『Tcl/Tk エンジニアリング・マニュアル』 "Tcl/Tk Engineering Manual" を作成しました. 彼の Sun でのグループはこれを使っていますが, 興味ある Tcl/Tk 開発者もまた,これを使えるように, 本文書は一般にも利用可能にされています.
    ftp://ftp.cs.berkeley.edu/ucb/tcl/engManual.tar.Z

  73. David Gerdesは,Tkに重点を置いた, TclとTkの入門講座に使うことのできるスライド集を持っています. これらは,以下で見ることが出来ます.
    ftp://moon.cecer.army.mil/tcl/dpg/class/

  74. First Virtual Holdings有限会社は, Internetの商業機構情報のアナウンスを行いました. Safe-Tclを基礎としたユーザインタフェースソフトウェアが利用可能です. ソフトウェアへのポインタを含む,彼らの技術情報目録は, 以下で見ることが出来ます.
    http://www.fv.com/tech/index.html

  75. 1994年10月17〜20にシカゴで開催された,第2回 World Wide Web コンファレンスでは, 幾つかのTclを用いて開発されたシステムに関する論文が発表されました. 予稿集は以下で参照できます.
    http://www.ncsa.uiuc.edu:80/SDG/IT94/Proceedings/
    以下の12本の論文は,Tclに関係する個々の論文の紹介です.

  76. 『WebMap - 図式ハイパーテキスト・ナビゲーション・ ツール』
    "WebMap - A Graphical Hypertext Navigation Tool", Peter Doemel著,Frankfurt大学.第2回WWWコンファレンスで発表.
    http://www.ncsa.uiuc.edu/SDG/IT94/Proceedings/Searching/doemel/www-fall94.html

  77. 『HTTP上の実況マルチメディア』
    "Live Multimedia over HTTP", Jonathan C. Soo著, MIT コンピュータ科学研究所. 第2回WWWコンファレンスで発表.
    http://www.ncsa.uiuc.edu/SDG/IT94/Proceedings/DDay/soo/www94a.html

  78. 『WWWinda: WWWブラウザとアクセサリ用統合サービスの一例』
    "WWWinda: An Orchestration Service for WWW Browsers and Accessories",Yechezkal-Shimon Gutfreund他著, GTE研究所.第2回WWWコンファレンスで発表.
    http://www.ncsa.uiuc.edu/SDG/IT94/Proceedings/Agents/gutfreund/gutfreund.html

  79. 『TkWWWロボット: ブラウジングの彼方に』
    "The TkWWW Robot: Beyond Browsing", Scott Spetka著, SUNY Institute of Technology at Utica/Rome. 第2回WWWコンファレンスで発表.
    http://www.ncsa.uiuc.edu/SDG/IT94/Proceedings/Agents/spetka/spetka.html

  80. 『MosaicのAPIの一例』
    "An API To Mosaic", Guy Singh と Roger Binns著, IXI Ltd. 第2回WWWコンファレンスで発表.
    http://www.ncsa.uiuc.edu/SDG/IT94/Proceedings/DDay/singh/ixiwww94.html

  81. 『AstroWebツール集』
    "AstroWeb Tools",Robert E. Jackson著, Computer Sciences Corporation. 第2回WWWコンファレンスで発表.
    http://www.ncsa.uiuc.edu/SDG/IT94/Proceedings/Astronomy/jackson/jackson.html

  82. 『動的ドキュメント: WWWでの適用性と拡張性』
    "Dynamic Documents: Extensibility and Adaptability in the WWW", M. Frans Kaashoek他著, MIT コンピュータ科学研究所. 第2回WWWコンファレンスで発表.
    http://www.ncsa.uiuc.edu/SDG/IT94/Proceedings/DDay/pinckney/dd.html

  83. 『W3ベースの医療情報システム対専用クライアント・サーバ・アプリケーション』
    "W3 Based Medical Information Systems vs Custom Client Server Applications", K.E. Willard他著, University of Minnesota Hospital and Clinic. 第2回WWWコンファレンスで発表.
    http://www.ncsa.uiuc.edu/SDG/IT94/Proceedings/MedTrack/willard/UMHC_www/UMHC_www_paper.html

  84. 『MosaicとHTTPDを用いた,ノースロップ・グラマン F/A-18 E/Fプログラム用アプリケーションの開発』
    , "Developing In-house Applications for Northrop Grumman on the F/A-18 E/F Program Using Mosaic and HTTPD", J.M. Ivler著, Electronic Data Systems. 第2回WWWコンファレンスで発表.
    http://www.ncsa.uiuc.edu/SDG/IT94/Proceedings/CorInfSys/ivler/edstlk1.html

  85. 『WWW上での学術出版用アーキテクチャの一例』
    , "An Architecture for Scholarly Publishing on the World Wide Web", Stuart Weibel他著, OCLC. 第2回WWWコンファレンスで発表.
    http://www.ncsa.uiuc.edu/SDG/IT94/Proceedings/Pub/weibel/weibel_www_paper.html

  86. 『Mosaic/WWW環境への複合データアクセス法の統合』
    , "Integrating Complex Data Access Methods into the Mosaic/WWW Environment", Bhavna Chhabra他著, University of Colorado. 第2回WWWコンファレンスで発表.
    http://www.ncsa.uiuc.edu/SDG/IT94/Proceedings/DDay/schwartz/schwartz.html

  87. 『Auto-FAQ:電脳空間投機の実験』
    "Auto-FAQ: an experiment in cyberspace leveraging", Steven D. Whitehead著, GTE Laboratories. 第2回WWWコンファレンスで発表.
    http://www.ncsa.uiuc.edu/SDG/IT94/Proceedings/Agents/whitehead/whitehead.html

  88. 『Tcl/Tk概要入門』
    "A brief introduction to TCL/TK", David Martland著. 以下で見ることが出来ます.
    http://http2.brunel.ac.uk:8080/~csstddm/TCL2/TCL2.html

  89. Wayne Christopherは,Tclと他の同種のシステム (大半はUSENETアーカイブ中のもの)との大規模な比較を行っています. これは,以下で参照可能です.
    http://icemcfd.com/tcl/comparison.html

  90. Michael B. Johnsonの執筆中の博士論文は, NeXTStep上でTclを用いて作成したモデル化システムに付いて述べています. これは,"WavesWorld: A Testbed for 3D Autonomous Animated Characters"と呼ばれています.論文の草稿とソフトウェアの リリース部分は,以下から入手可能です.
    http://wave.www.media.mit.edu/people/wave/

  91. 『Tclの動的オブジェクト指向プログラミング用拡張』
    "Extending Tcl for Dynamic Object-Oriented Programming", D. Wetherall, C. J. Lindblad著, MIT Laboratory for Computer Science. 未出版の作業報告.
    http://tns-www.lcs.mit.edu/publications/usenix.vhll94.1.html

  92. 『VuSystem: デジタルビデオの 画像処理用プログラミング・システム』,
    "The VuSystem: A Programming System for Visual Processing of Digital Video", C. J. Lindblad, D. J. Wetherall, D. L. Tennenhouse著, MIT Laboratory for Computer Science. 『ACM マルチメディア94 予稿集』(1994年10月,サンフランシスコ)収録.
    http://tns-www.lcs.mit.edu/publications/acmmm94.html

  93. 『メディア処理向け 会話型プログラミング・システムの一例』
    , "An Interactive Programming System for Media Computation", D. Wetherall著, MIT コンピュータ科学研究所. 同技術報告書640番.
    http://tns-www.lcs.mit.edu/publications/mitlcstr640.html

  94. 『メディア処理環境設計への ソフトウェア指向アプローチ』
    , "A Software-Oriented Approach to the Design of Media Processing Environments", D. L. Tennenhouse他著, MIT コンピュータ科学研究所. 『マルチメディア計算とシステムに関する国際会議』(1994年5月ボストン) 予稿集に収録
    http://tns-www.lcs.mit.edu/publications/ICMCS94a.html

  95. 『ViewStationアプリケーション: 放送型LAN上での知的動画処理』
    , "ViewStation Applications: Intelligent Video Processing Over A Broadband Local Area Network", C. J. Lindblad他著, MIT コンピュータ科学研究所. 『高速ネットワークに関するUSENIXシンポジウム予稿集』 (1994年8月オークランド)収録.
    http://tns-www.lcs.mit.edu/publications/usenix.net94.html

  96. BHP石油のWill Morseは,1994年12月1日,テキサス州 ヒューストンで開催された『World Wide技術会議』で発表した, Tcl/TkとExpectのチュートリアルを公表しました. これは,著者から入手可能です.
    mailto:will@Starbase.NeoSoft.COM

  97. 1994年10月26〜28日に ニューメキシコ州サンタフェで開催された, 『USENIX超高水準言語シンポジウム』では, Tclを使って実装された様々なシステムに関する論文が寄せられました.

    次の5つの項目は,このシンポジウムに寄せられたTclに関係する論文です.

  98. 『スクリプト言語の新実装アーキテクチャ』
    , "A New Architecture for the Implementation of Scripting Languages", Adam Sah, John Blow著, University of California, Berkeley. USENIX超高水準言語シンポジウムにて発表.

    本論文は,Tclに似た新しい言語であるRushの実装について論じている. 実装では,中間言語にSchemeを使用している.

    ftp://ginsberg.cs.berkeley.edu/pub/papers/asah/rush-vhll94.ps.gz

  99. 『個人電子秘書用Tcl/Tk』
    , "Tcl/Tk for a Personal Digital Assistant", Karin Petersen著, Xerox PARC. USENIX超高水準言語シンポジウムにて発表.

  100. 『コンピュータ関連マルチメディア・プログラミング環境の 制御へのTclの適用』
    , "Using Tcl to Control a Computer-Participative Multimedia Programming Environment", Christopher J. Lindblad著, MIT コンピュータ科学研究所. USENIX超高水準言語シンポジウムにて発表.

    http://tns-www.lcs.mit.edu/publications/usenix.vhll94.2.html

  101. 『TkPerl --- TkツールキットのPerl5への移植例』
    "TkPerl --- A port of the Tk toolkit to Perl5", Malcolm Beattie著, オクスフォード大学コンピュータ・サービス. USENIX超高水準言語シンポジウムにて発表.

    ftp://black.ox.ac.uk/DOCS/tkperl.me

  102. 『Tcl: 汎用スクリプト言語』
    "Tcl: A Universal Scripting Language", John Ousterhout著, Sun マイクロシステムズ研究所. USENIX超高水準言語シンポジウムにての招待講演. (PostScript版は,多くのPostScriptインタプリタで問題が発生する)

    http://playground.Sun.COM/~ouster/vhll.ps
    http://playground.Sun.COM/~ouster/vhll.2up.ps
    http://playground.Sun.COM/~ouster/vhll.ppt (PowerPoint source)

  103. John Ousterhoutは,TclとTkの現状と将来の方向性に 関して述べたWorld Wide Webのページを持っています.

    http://playground.Sun.COM/~ouster/

  104. 『スクリプトとエージェント: 新しいソフトウェアの高度領域』
    , "Scripts and Agents: The New Software High Ground", John Ousterhout著, Sun マイクロシステムズ研究所. 1995年冬期USENIXコンファレンス招待講演 (1995年1月16〜20,ニューオーリンズ). スライドが入手可能(ただし,PostScript版は 多くのインタプリタで処理できないと報告されている).

    http://playground.Sun.COM/~ouster/agent.ps
    http://playground.Sun.COM/~ouster/agent.2up.ps
    http://playground.Sun.COM/~ouster/agent.ppt (PowerPoint source)

    [訳注] 2upでないPostScript版のファイルは, ghostscript 2.6.1で処理可能な様です. 2up版は一部のページが出力されません.

  105. Mark Rosemanは, Web用にGroupKitの素晴らしい概要説明を書き上げました.
    "GroupKit - A Groupware Toolkit"

    http://www.cpsc.ucalgary.ca/redirect/grouplab/projects/groupkit/groupkit.html

  106. Adam Sahは,『Tclは有害だと思われる』
    "Tcl considered harmful"と題したTclに対する批判を 公開しています.

    ftp://ginsberg.cs.berkeley.edu/pub/papers/asah/tcl-fear.html

  107. ニューオーリンズでの1995年USENIX Tcl/Tk BOFのサマリは, 以下で見ることが出来ます. http://www.utdallas.edu/acc/glv/Tcl/usenix95-bof.html

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D. 出版された雑誌,書籍,およびそれに類する資源

  1. Computer Shopper,V12 N12の862ページには, マッキントッシュ System 7 上のソフトウェアパッケージである Tickle を紹介する記事が 掲載されています.

  2. MacWEEK,Sept 14,1992,V6 N32,page 91(1), Enhancing text editors for Mac developers.

    この記事は,マッキントッシュの Tcl を内蔵したエディタである Alpha 5.0 の製品紹介です.

  3. Computer Language, V9 N7, 76 ページには, Tcl を用いて,専用インタフェースカード経由で ハードウェア/ソフトウェアを試験するパッケージの紹介記事が 掲載されています.

  4. SunWorld, V5 N10, 95-96 ページには, Tcl, Tk や expect に関して論じた記事があります.

  5. UNIX REVIEW,V11 N4,April 1993,93-94 ページ, Tcl, Tk, and friends, Richard Morin 著.
    "The Internet Notebook" の一部であるこの記事は, Tcl/Tk に関して, ソースやドラフト本,コントリビュートされたソフトの入手先などを 紹介しています.

  6. SunExpert,V4 N3,32-36 ページ, Richard Morin 著. この記事は,Morin の I/Opener シリーズの1つであり, Tcl/Tk の概要の紹介を行っています. Tcl/Tk の背景にある技術的アイディアや Tcl のソースの入手先に付いて触れ, ドラフト本が ftp.cs.berkeley.edu から得られると述べています. 3 行スクリプト 'Hello, world' のすべてが掲載されています.

  7. Libes, Don, "Obfuscated C and Other Mysteries", Wiley & Sons, January 1993.
    本書は,まるまる1章分を Tcl に割いています.C プログラマ向けに, C アプリケーション中で,いかに効果的に Tcl を用いるかを解説しています. 別の章では,Expect について, 興味深いスクリプトの例題を掲載して解説しています. これらの章は,元もとは別の記事であり,The C Users Journal, Vol. 8, No. 7, July 1990, と Vol. 9, No. 1, 1991 に掲載されていました. (ついでに言うと,本書の奇妙なタイトルは, 「読むに耐えない(Obfuscated) C コード・コンテスト」 から取られました.)

  8. IEEE Design & Test of Computers, June 1993, 46-54 ページ, "RISE++: A Symbolic Environment for Scan-Based Testing" Steve Vinoski 著.
    遠隔コンピュータシステムの試験のために RPC を Tcl に盛り込んだ, 遠隔会話的操作環境 (RISE++) と呼ばれるシステムの紹介です.

  9. The X Journal, March-April 1993, 74-81ページ, "HYPERTOOLS A revolution in GUI applications" (目次には "Hypertools: A GUI revolution" と掲載) John K. Ousterhout と Lawrence A. Rowe 著.

  10. 1993年Tcl/Tk ワークショップ論文集 (バークレイ,カルフォルニア,1993 年 6月). 本論文集の内容に関する,オンライン上で利用できる情報は紹介済.

  11. iX (multiuser/multitasking magazine), September 1993, 76-84 ページと 182-185 ページ.
    これら 2 つの記事はドイツ語で書かれています. これらは,Tcl/Tk (のインタプリタとライブラリ) の設計と, C++ への接続に関して述べています. また,パッケージや関連ツール(XF など) の入手先に付いて触れています. (パッケージの demo ディレクトリから引用した) Tcl/Tk で どの様にプログラムを書くかの短い例題を掲載しています. 情報的価値が高いです.

  12. Network Computing (CMP Publishing, Inc), November 15, 1993, pp. 99, "Very Rich E-Mail". safe-tcl を参照して下さい.

  13. Addison-Wesley Publishing Companyの季刊ニュースレター "Innovations" Winter 93/94 号には,2,9,10 ページに John K. Ousterhout へのインタビューが掲載されています. 1994 年 の出版日や,Ousterhout 博士の UCB でのバックグランド, Sprite との係わり会いについて触れられています.Jhon は, Tcl/Tk の概要に付いて述べ, AWK,Perl,Motif や Xウィンドウとの関係を明らかにし, 企業での Tcl の使用,1 万から 5 万人の人々が Tcl/Tk を用いてアプリケーション開発を行っていることに触れています. 授業での教科書への適性について論じ, Jhon の持つ Tcl/Tk の将来へのビジョンを明かしています.

    このニュースレターの 3 ページは,書籍一覧の 512 ページにも掲載され, その価格は 36.75 ドルです.

    ニュースレターのコピーは,pradeeps@aw.com (Pradeepa Siva) に 電子メールするか, Addison-Wesley Publishing Company 800/447-2226, 内線 2940 に 電話すれば得られます.

  14. EXE, Nov. 1993, V8 N6, p84(4), Ticklish X windows.
    これは,Unix に関する定期連載コラムの一部です. 小さな X ウィンドウアプリケーションを書くためのスクリプト言語としての Tcl/Tk を紹介しています.

  15. UNIX Review, March 1994, V12 N3, p87-90. Tickled Pink, Kevin Richard と Eric F. Johnson 著. プログラミングに関するコラム "CROSS THOUGHTS" の一部.

    筆者らは,Tcl/Tk の風味を紹介することを試みています.標準の例題 "Hello, world" を Tcl と Motif/C で記述して論じています.

    驚いた事には,Tcl/Tk を肯定的に扱おうとしたコラムの中で, 否定的な注釈が幾つか付けられています.

  16. iX, January 1994, pp 148-152
    GOOD グラフィック・システムの一部の,解釈クラス・システムに関する, ドイツの記事.

  17. TclとTkに捧げられた最初の教科書が出版されました. タイトルは,"Tcl & the Tk Toolkit" (and ではなく,アンパッサンド& であることに注意. データベース検索では,双方で行うとよいでしょう.)で, 著者は John K.Ousterhout です. 出版社は,Addison-Wesley で,1994 年 4 月には店頭に列びます. 本書の ISBN 番号は,0-201-63337-X. 1994 年 6 月の報告では, 本書の第 3 刷が 7 月中旬に出ます.作者からの, 本書に関する注釈は以下の通りです.
    "Tcl 本は,ドラフトよりも,だいぶ書き直されています. 例えば,ドラフトの第 2 部は,Tk 3.6 のリリース前に執筆していたので, 例題スクリプトの幾つかは,現在の Tk のリリースでは動作しません. それに,ドラフトでは,最終的な出版版ではフィックスされているバグが, いくつもあります.出版版には,ドラフト版よりも豊富に, 個々のウィジェット・クラスに関する情報を書き込んでいますし, Tcl_AppInit の解説も載せています.また,何箇所も書き換えています. 究めつけは,出版版には索引がついて来ます."
    近所の本屋で見付からなかったら, Addison-Wesley Publishing Company に電話して見よう. 電話番号は,800/822-6339 です.こいつは,ペーパーバックで, 標準小売価格は 36 ドル 75 セント.

    本書の例題は,次の大きなファイルで利用可能になってます. ftp://ftp.cs.berkeley.edu/ucb/tcl/book.examples.Z

    [訳注1:]
    1994 年 6 月現在,日本国内では,東京日本橋丸善本店の洋書 コーナーに入荷しているとの情報が入って来ています.訳者も そこで購入しました.また, 7 月 10 日現在では,書泉ブック タワー(秋葉原,昭和通り) に「オニのような数」が平積みされ ているそうです.この情報を寄せて下さいました,塩野@ソニー さんに感謝します.
    [訳注2:]
    ドラフト版と出版版とを比べるならば,まず,canvas と text ウィジェットの使用法に関する章が 書き加えられている点にあるでしょう. この章を読まずに canvas や text を使用するのは困難です. 一方,placer コマンドの記述が大幅に削られています. 本来は,あまり使うべきでないコマンドですので, 影響はないでしょう.
    Addison-Wesley は,本書の宣伝として,T シャツを作り始めました! 表側には,"Tcl/Tk: The best way to do X" というロゴと, 本書のカバーの絵が青と白でプリントされています. また,背中には,Addisson-Wesley の プロフェッショナル・コンピューティング・シリーズの一覧が描かれています. 材質は,綿 50%,ポリエステル 50% で,Hanes 製です. この売上は,Literacy Volunteer of America (非営利の識字率向上プログラム) のために役立てられます. 値段は 10 ドルで,1-800-822-6339 に電話して注文できます. 注文番号は,0-201-92446-3 (L サイズ) か 0-201-92447-1 (特大サイズ) です.

  18. Walnut Creek CDROMは,Tcl/Tk CDROM を出版しました. これは,1994 年 4 月始めの時点での, ftp.cs.berkeley.edu と ftp.aud.alcatel.com (元 harbor) アーカイブの内容, および,comp.lang.tcl ニュースグループのアーカイブで構成されています. 価格は 39 ドル 95 セントで,送料別です.連絡先は,
    		 Walnut Creek CDROM
    		 1547 Palos Verdes Mall, Suite 260
    		 Walnut Creek, CA  94596
    
    		 1 800 786-9907
    		 1 510 674-0783
    		 1 510 674-0821 FAX
    
    		 1 510 947-5996 は,私が聞いたもう 1 つの番号です.
    
    		 orders@cdrom.com
    		 
    このディスクは, SpriteやAlcatel Tclアーカイブに 何らかのコントリビュートを為した人には,*無料*になります. あなたの名前,住所, コントリビュートしたファイル名を電子メールして下さい.海外の方でも OK です.

  19. The X Resource: Issue 10 (Adrian Nye 編, 1994 年 4 月,33 〜 46 ペー ジ) には, Tom Phelps <phelps@magnolia.berkeley.edu> によって書かれた記事 『X ユーザ: Tk マン: 甦った男』 "The X User: TkMan: A Man Born Again" が掲載されています.

  20. Dr. Dobb's Journal 1994 年 6 月号の 49 ページに, Mark Linton 著の "Fresco: The Next-Generation InterViews" という記事があり, X11R6 の Fresco インタフェースについて論じています. これには,Fresco と CORBA へのインタフェースを提供する Tcl ベースのインタプリタ "Dish" の記述があります. が,触れられているのは,僅かに 2 センテンスだけです.

  21. Unix Review 1994 年 6 月号の Daemons & Dragonsコラムは,Dinah McNutt 著の "Expect" で,35 〜 41 ページに掲載されています. この記事は,passwd,ftp と fsck を駆動する,試してみる価値のある 3 つの例題を用いて,Don Libes の expect プログラムを論じています.

  22. Comput. Applic. Biosci., "DCSE v2.54, an interactive tool for sequence alignment and secondary structure research.", Peter De Rijk と Rupert De Wachter 著.
    この記事が Tk バージョンの DCSE について書かれているかどうか, 正確な所は,私は知りません.DCSE のイントロは,その様に読めます.

  23. Brent Welch <welch@parc.xerox.com> が執筆中の, 『実践的 Tcl/Tk プログラミング』"Practical Programming in TCL and TK" と呼ばれる新刊のドラフトが, 以下から得ることができます.
    ftp://parcftp.xerox.com/pub/sprite/welch/tkbook.ps.gz
    これは1995年1月13日付です.Tk4.0とTcl7.4対応で,Tk3.6から4.0への アプリケーションの移植法についてまとめた章があります.

    本書は,Tcl/Tk の導入を,とても平易な書き方で扱っています.また, 開発情報や,その将来,incr tcl や TclX,BLT といった様々な拡張に関する議論にも触れられています.

    本書に納められている例題は以下から得られます. ftp://parcftp.xerox.com/pub/sprite/welch/examples.tar

    以下は本書の注文時用の情報です:

    		 Practical Programming in Tcl and Tk
    		 Brent Welch
    		 Prentice Hall
    		 ISBN :0-13-182007-9
    		 95年5月発行
    		 


  24. 多くの人々が, Tcl/Tk/Expect や,時としてはその他のものも含めたCD-ROMを焼いています. 残念なことに,彼らは私に,正確な値段や連絡先に関する情報を 連絡してくれていません.

    我々に情報を寄せてくれたグループの1つは,ドイツの LEMIS (Lehey Microcomputer Systems) で,UNIX System V.4.2 のインテルベースの 実装をしたソフトウェアを満載した CDROM を, サポート費込で 100 ドイツマルク,または 60 米ドルで受け付けています.

    		 LEMIS
    		 Lehey Microcomputer Systems
    		 Schellnhausen 2
    		 36325 Feldatal
    		 Germany
    		 Phone: +49-6637-1488
    		 Fax: +49-6637-1489
    		 Mail: lemis@lemis.de
    		 (申込は電子メールではなく,書面でお願いします)
    		 

    米国内では,LEMIS の CD は,Walnut Creek で扱われています (D.18参照).

    別のものとして,ACC書店はPerlとTclのCDを, 35米ドルで受け付けています.この内容としては:
    "Xベースの強力なユーザインタフェースを簡単に開発するための, tclとtkのフルセット.各種UNIXやDOS,NT,MacやMS-Windows用のtclと tkのソースコードつき.寄贈スクリプト,拡張や技術資料,パッケージ [なども同梱]."

    詳しくは,北米からは(800) 546-7274番, または+1-203-454-5500番に電話するか, info@acc-corp.comまで電子メールのこと. 他の,CD-ROM 上で Tcl/Tk を目撃した例として,以下が報告されています.

    Linux のディストリビューションの多くは,Tcl と, その様々な拡張を含んでいます. 例えば,Slackware v2.0 は,Tcl,Tk,expect,TclX,そして, [incr tcl] を納めています.

  25. Addison-Wesley 出版社の季刊ニュース・レターである, "Innovations", 1994 年春期号の 3 〜 6 ページには,Parallelograms についての, Terry R. Coley 博士へのインタビューが掲載されています. 博士は,博士の会社の製品に,いかに Tcl がよくマッチしたか, Ousterhout 博士の本が,Tcl を使う上で,いかに重要かを議論し, 本書を彼の会社の全ての製品に同梱することにしたと述べています.

    同じニュースレターの 5 ページには, 本書の概要として,480 ページあるとか, 値段が 36 ドル 75 セントであるなどと述べられています.

    pradeeps@aw.com (Pradeepa Siva) に電子メールを送ると, この記事に関するより詳細な情報が得られます. また,Addison-Wesley 出版社 617/944-3700 内線 2940 番か,ダイヤル・インの 800/238-9682 に電話してもよいでしょう.

  26. CACM, Vol 37, N 6, June 1994, 『モトローラの PowerPC シミュレータ・ファミリィ』 "An Overview of Motorola's PowerPC Simulator Family", William Anderson 著,64 〜 69 ページ.

    この記事では,コンパイラのような PowerPC ベースのソフトウェアの開発と試験を容易にするために開発された, モトローラ PowerPC シミュレータ・アプリケーションについて, 議論しています. シミュレータは Tcl アプリケーションであり, 記事は Tcl をコマンド言語として扱うことの利点を議論しています. Anderson はまた,次世代のシミュレータとして, Tk ベースのユーザ拡張可能な GUI を持たせる計画に付いて触れています.

  27. Tcl 7.3 は,X11 R6 contrib 配布品の一部 となりました. ですから,パッケージ一式が, 様々な出版配布形式で出て来ることが予想されます.Tk 3.6 は, 私の理解してる所では,contrib のテープなどには含まれていません.

  28. The X Journal, volume 3, issue 1 (September-October 1994),pages 74-83: 『初心者のための X』 "X for the new user", Jerry Smith 著.
    もう 1 つのユーザインタフェース技術として,Tk について簡単に紹介, Ousterhout と Rowe の Hypertools の記事を参照している.

  29. The X Resource, Issue 11 (July 1994), pp 59-89: 『会話的 GUI 開発環境: Tcl/Tk,Desktop Kornshell, MataCard を比較して』"Interactive GUI Development Environments: A Comparison of Tcl/Tk, the Desktop Kornshell, and MetaCard", Scott Raney 著.
    本記事は,これらのシステムと C ベースのツールキットとを著者の視点で, その長所と短所を比較している.ベンチマーク試験結果も記載されている.

  30. The X Resource, Issue 11 (July 1994), pp 205-248: 『Tcl と Tk 入門チュートリアル』 "A Tutorial Introduction to Tcl and Tk", Graham A. Mark 著.
    Unix,C や X の知識のあるユーザに向けた Tcl と Tk の紹介記事. 本記事では,1 つはテキストベース, もう 1 つはグラフィカルな, 単純だが完成したアプリケーションの開発を例題としている.

  31. Don Libesは, 書籍 『Expect 探検: 会話型アプリケーション自動化用 Tcl ベースツールキット』"Exploring Expect: A Tcl-Based Toolkit for Automating Interactive Applications" を書き上げました. これは,O'Reilly and Associates から出版されています. アナウンスによれば:
    「Expect のマンページが,あまりに長すぎるとか, 簡単すぎるとお考えの全ての方に,本書は救いとなるでしょう. 『Expect 探検』は,Expect の初等,および中級のチュートリアルです. 多数の例題が掲載され,解説されていますので, お金と時間の節約にはもってこいです. 例題の対象には,どの様にパターンを記述するか, シグナルの扱いをどうするか,Expect の telnet デーモンとしての使用, そして,Expect を Tk や他の Tcl の拡張と一緒に使うには どうすればよいかなどが含まれます.

    本書はまた,革新的な Tcl の入門書でもあります.Tcl を使った際に, 突然のトラブルに難儀したことがあるならば, 本書はその解決に役立つでしょう. また主として本書では Expect を Tcl と一緒に使用する点に重点を置いているので, C,Perl,Python や他の言語による 会話的プログラムの自動化を試みようとするプログラマ諸氏にとっては, Expect 型のプログラミングの基礎となる多くのコンセプトは, 全ての言語に共通なので,非常に役立つものとなるでしょう.」

    出版情報:
    		 著者: Don Libes
    		 書名: Exploring Expect
    		 副題: A Tcl-Based Toolkit for Automating Interactive Applications
    		 発行: O'Reilly and Associates, Inc
    		 ISBN 番号: 1-56592-090-2
    		 ページ数: 575


  32. 94 年 8 月の SunExpert 誌上の, Peter Collinson のコラムでは, Tcl を内蔵させた Telebit ネットブレイザーの新バージョンについて 述べています.

  33. Sys Admin誌,Vol 3 No 5(9月/10月 1994),pp 109-110: 『ユーザレポート』"A User's Report", Elizabeth Zinkann 著
    本コラムでは,『Tcl/Tk 本』_Tcl and the Tk Toolkit_ のレビューが 納められています.著者は本書のハイライトをまとめ,強く勧めています.

  34. 『TclとTkによるXウィンドウ・プログラミング』, 「The Linux Journal」誌,1994年12月号, "X Window System Programming with Tcl and Tk", Matt Welsh著.

  35. Michael B. JohnsonのMIT SMVS論文は, Tclを使って構築したシステムについて述べています. 題名は,"Build-a-Dude: Action Selection Networks for Computational Autonomous Agents".

  36. 『ネットワークをSNMPを使って管理するには: ネットワーク管理実習』, "How to Manage Your Network Using SNMP: The Networking Management Practicum", Marshall T. Rose,Keith McCloghrie共著, Prentice Hall, 1995年; ISBN 0-13-141517-4.
    TclベースのSNMP APIを解説し,幾つかの例題を掲載している.

  37. 『目の不自由なユーザのための グラフィカル・インタフェースの利用法』, 「interactions」誌, Vol 2 No 1 (1995年1月号), pp 54〜67: "Access to Graphical Interfaces for Blind Users", W. Keith Edwards他著.
    目の不自由なユーザにもグラフィカルなインタフェースの使用を可能にする, Mercatorというシステムを紹介.このシステムの構成要素の1つである 変換規則は,Tclをベースにしている.

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