ストレージリソースカード (SRC) セットについて
データホストは、サービスパネルのファイバチャネル (FC) ポートを通してストレージリソースカード (SRC) セットに接続します。SRC セットは、SRC プロセッサカードとストレージ入出力 (SIO) コンボカードの 2 枚のカードからなります。SRC セットは必ずペアとして構成されるので、各システムには、少なくとも 2 枚の SRC プロセッサカードと 2 枚の SIO コンボカードがあります。
各 SRC セットには以下の特徴があります。
- カードのコネクタは、サービスパネルの背面に固定されています。
- 2 枚のカード間の接続は、シャーシのミッドプレーンを経由します。SRC プロセッサカードはミッドプレーンの前面、SIO コンボカードはミッドプレーンの背面に差し込まれています。
- SIO コンボカードはストレージとの FC インタフェースを提供し、リモートサイトの Sun StorEdge 6920 システムへのデータ複製のための Gigabit Ethernet 接続を提供します。
- 他方のカードに影響することなく、セット内のどちらのカードも入れ替えることができます。
- 各 SRC セットには、6 つの FC ポートと 1 つの Gigabit Ethernet ポートがあります。カード上のプロセッサは、ポートにホストまたはストレージデバイスのどちらが接続されているかを認識します。通常、各 SRC セットには、ストレージ用に割り当てられた 4 つの FC ポートと、データホスト用に割り当てられた 4 つの FC ポートがあります。
注 : SRC セットのプロセッサの使用を最適化するには、ストレージ接続用のポートを次の順序で使用します。8,6,7,5,4,3,2,1。
SRC セットの数によって、システムに接続可能なイニシエータの数が決まります。各システムは、16 の SRC ポート用に最小 2 つの FC セット、および 32 の FC ポート用に最大 4 つの SRC セットで構成できます。
関連項目